1年振りの雨滝は、今回も紅葉のピークではなかった。
1年振りに
雨滝を訪れた。山が全体的に、色気付いている。期待が胸の中で膨らんでゆく。
が、今回は
紅葉のピークを過ぎていた。前回は少し早かったのだが…残念である。
ただ今回は、
滝壺まではっきりと見る事が出来たのが大きな収穫だろう。
さて、そんな雨滝は命の何たるかを考えてしまう様な場所でもある。
何故なら、時には水煙を上げる誇る本滝や直ぐ近くの
布引の滝に自然の雄大さを感じ、
時には
岩を削りながら流れる川には悠久の時が生み出す壮大さを感じ、
また時には
生まれては死に死んでは生まれてを繰り返す命の儚さとその美しさを感じ、
最後は昨日を生きた事、今日を生きる事、明日を生きる事、
その意味を考えてしまうからだ。
(これは人に拠るのかも知れないが…)
そして最後、どうでもよくなる。
生きる為に生きる、ただそれだけで良いのではないか、と。
理由など要らないのではないか、と。
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そんな哲学的な事に思いに耽ていても、腹は減る。
前回あり付けなかった店で、
昼食を取る。
これがまた、とても美味しい。
それ迄ひたすら考えていた事を綺麗さっぱりと忘れてしまう程に。
まあそんなもんだろう。
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所で今回の旅は、前回同様に友人との旅だった。旅は道連れというヤツである。
たまにはそういう旅も良いものだと思った。
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