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旅暦『まほろば』

―森を駆け、遺跡を求めて道を歩み、海を訪ねては潜る。尋ねる先は、日出ずる国。

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開設1周年記念


 
―開設1周年にあたって
 
 「月日に関守なし」とはよく言ったもので、2013年9月14日を以って本ブログも開設から無事1周年を迎える事が出来ました。この1年間で旅した先は、紀行文として残したものに限っても37都市43箇所に上ります。実に〝旅〟重なる一年であったと言えるでしょう。
 
 思い起こせば1年程前の9月10日、不意に旅をして見たいと思った事が切欠でした。その日の内にホテルを予約し、次の日には旅に出ました。行き先は島根、松江市と出雲市。当時は遠出はおろか外出すらまともにしない類の人間でしたし、そもそも電車に乗る事自体久しぶりという有様でした。
 
そんな中で奇跡的に、何事も無く旅を終えた時の達成感は非常に快感でした。神経質な上に重度の心配性な自分にとって、行き帰りの交通機関と宿泊先しか決めずに行動出来た事は大きな意味を持っていたのです。
彼の有名な宇宙飛行士ニール・アームストロングの台詞に肖った言い方をするのであれば、「これは一般の人間にとっては小さな一歩だが、私にとっては偉大な飛躍である。」とでも言った所でしょうか、世間では出来て当たり前の事が出来なかった者にとって、それが出来る様になるという事は非常に嬉しいものなのです。
 
それ以降多くの旅をしてきました。時には体力の限界に突き当たる事も在りました。それ故に何がそこまで自分を駆り立てるのかとよく自問自答するものですが、その度に、いつも同じ結論に行き着くのです。ただ知りたいだけなのだと。

「自分の目に見えぬ物は、本当に存在するのか。」
という懐疑心。
「そんなにも美しいものが在るのであればこの目で見ずには居られない。」
という探究心。

それが合わさり混ざり合い、旅という行為を以ってして具現化されただけなのです。
 
 これからの1年はどうなるのだろうか、と考えた時に、松尾芭蕉のあの文を思い出しました。
 
月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。
 
来ては去り、去っては来る月日の様にきっと、これからも旅を続けるに違いない事でしょう。
この世から、自分以外の全てが消えて無くならぬ限り、ずっと。
 
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 このブログを開設してから1年、ブログランキングに登録してから凡そ半年、既に500強の来場者にお越しに頂いている様で、非常にありがたい事だと感謝の念を抱かずには居られません。これからも「旅暦 『まほろば』」を少しでも楽しんで頂くべく努めて行きたいと思いますので、応援宜しくお願い致します!

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