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旅暦『まほろば』

―森を駆け、遺跡を求めて道を歩み、海を訪ねては潜る。尋ねる先は、日出ずる国。

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伊勢紀行

お伊勢参りは二見から―2泊3日の一人旅のはじまりはじまり…
 
―伊勢市(伊勢国)
 
 伊勢神宮、そして出雲大社。日本を代表する二社が同じ年に遷宮を行うというこの一大イベントに、何としても参拝をしたい。
そんな思いを抱きつつも時間的に、そして金銭的に先送りにしてきたお伊勢参りを終に決行する事にした。交通機関と宿泊先以外は行き当たりばったりが基本の一人旅だが、今回はガイドブックの購入さえしたのだ。
 
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 夜行バスで日の出前の大坂駅へ向かい、そこから近鉄で伊勢市駅へ。着いたのは8時半頃、お世話になるドミトリーハウスで衣類等大半の荷物を預け、二見へと向かう。
なぜ二見かと言うと、ガイドブックに昔のお伊勢参りは二見興玉神社を参拝してから外宮、内宮の順番にお参りしていたとあったからである。そしてそれに加え、伊勢市に着く頃には外宮は人で混雑しているという情報を入手した事が決め手となった。
 
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趣の有る通りを抜け、白砂の美しい海岸沿いに生える松林を横目に道を進むと、突き当たりに見えてくる。
 

 
然程大きな鳥居ではない。伊勢湾の海岸線ぎりぎりにまで張り出した山の麓に沿う様な形で拓かれた道も、神社の規模が余り大きくない事を容易に推測させる。ただ天候に恵まれ午前の新鮮な日の光を浴びた波が煌きながら陸にぶつかり、輝きと共に散っていく様はとても美しい。
 

 
5~7月はここから日の出が拝めるという遙拝所は、自分の好きな構図(建造物の窓やアーチ等を額縁に見立てたもの)になっていた。明治以降に皇居が東京に移ってからは日の神だけではなく皇居の方面を拝む様になったのだろう。ムスリムの礼拝(サラート)程ではないが、日本にも似た様な概念の信仰が在るのは興味深い事だと思った。
 

 
そして何よりもこの神社で有名なのは夫婦岩である。写真撮影の腕前が悪いからかあまりパッとしないかも知れないが、実物を間近で見るととても美しい。もしこれが沈む太陽を背景にしていたのなら、幻想的で更に美しい光景が見れたに違いない。
 

 
勿論先にお参りはしたものの撮り忘れていた拝殿の写真を撮る。この建物は鉄筋コンクリート製だろうか、余り趣を感じないのが少々残念である。
 

 
帰る際に天岩戸伝説の舞台として候補に挙げられている場所が在る事を知ったが、これは…なんか想像しているものより小さいと言うか狭いと言うか…真実は未だ闇の中であると言った所の様だ。
 
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 さて、お伊勢参りの初日はなんとこれで終わり。外宮も内宮も、9時頃から人で混雑すると聞いていたので、昼以降は別の場所を観光する事にしたのだ。最初の行き先は鳥羽である。
 
 
■伊勢市の写真を見る■
http://tabi.sarashi.com/mahoroba/伊勢.html
 
■次へ■
http://tabi.ria10.com/travel-records/鳥羽

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