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旅暦『まほろば』

―森を駆け、遺跡を求めて道を歩み、海を訪ねては潜る。尋ねる先は、日出ずる国。

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鎌倉紀行

※今回の最高の一枚
―鎌倉市(相模国)

 三島から藤沢へ戻り、次の日にいざ鎌倉へ。江ノ島電鉄が発行している「のりおりくん」を利用し、駅で入手したパンフレットを基に、思い付きで稲村ヶ崎を訪れる事にした。ここは新田義貞が鎌倉幕府を滅亡へと導くきっかけとなったと言う言い伝え(新田義貞徒渉伝説)で有名な場所らしい。今回はここから観る夕日は綺麗との事で、下見を兼ねて昼間に訪れる事にした。

稲村ヶ崎周辺はとても風光明媚な所でありながら10分程で鎌倉市中心街まで行く事の出来る、とても良い所である。江ノ島電鉄の列車は観光地であるからか、洒落た概観の車両が多く、『撮り鉄』でなくとも思わずシャッターを切ってしまう。

件の地である稲村ヶ崎は、ちょっとした裏山程のサイズであるが、ここから観る景色は絶景である。七里ヶ浜や相模湾に浮かぶ江ノ島の美しさは元より、天気の良い日には富士山を拝む事も出来る。今回訪れた時は薄雲が懸かっておりはっきりと観る事は出来なかったが、それでも初めて観るには十分過ぎるくらいだろう。心地好い風に乗ってまるで空を泳ぐかの様に、旋回している鷹を見る事も出来た。

稲村ヶ崎遠景

新田義貞徒渉伝説の石碑

江ノ島と富士山

空を舞う鷹(多分)

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 稲村ヶ崎を後にし、長谷へ。かの有名な「鎌倉大仏」の在る高徳院へと向かう。道中、小学生の頃から歴史が好きだった自分は期待が募る一方だった。

ゴールデンウィークと言う事もあってか、高徳院周辺は国内外からの観光客でごった返していた。人の流れに阻まれて中々良い写真を撮る事が出来なかったが、それだけに最終的には満足のいくものが撮れたとも言える
…んじゃないかな、多分。

帰りに寄った千代仁と言う食事処で、大仏うどんと言うどこが大仏なのかは全く分からないが美味しいうどんを頂き、高徳院へ向かう際に知った「長谷寺」へと向かった。

『ようこそ』

高徳院山門

鎌倉大仏

大仏うどん(千代仁)

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 長谷寺は高徳院へと向かう大通りを「長谷観音寺前」と言う交差点で左折した所に在る。左折後、長谷寺へと続く道には対僊閣や鎌倉オルゴール館など趣の在る家屋が立ち並んでいる。

境内に入ると眼前には妙智池が広がっており、寺と言うイメージとは大分異なる景色がそこにはあった。良縁地蔵や和み地蔵と呼ばれる地蔵は愛らしく、観音堂を始めとする境内の建築物は自然と調和しつつも煌びやかさをも兼ね備えており、弁天窟では自然の壮大さと先人の偉大さを存分に感じる事が出来た。

高徳院のついでではあったが、入山料を支払うだけの価値があったと言えるだろう。
季節毎に訪れてみたくなる場所だった。

山門

妙智池

良縁地蔵

観音堂

経蔵

弁天窟入口

弁財天への奉納物

和み地蔵

山門と紅の葉

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 そして鎌倉市中心街へ。目的地である鶴岡八幡宮へと向かう。若宮大路を進み、段葛と呼ばれる参道を通ると境内へ到着する事が出来る。この日は多くの参拝客が訪れていたが、舞殿では神前結婚式が行われており、報道カメラマンの他、多くの人の注目を浴びていた。

嘗てはその雄姿を全国に轟かせていた大銀杏は3年前の雪混じりの強風により倒木し、現在では再生可能な4mの高さに切断された親銀杏と跡地から芽吹いた2m程の苗木である子銀杏とが存在している。倒木前の雄姿を拝めない事は残念だが、これはこれで万物の無常さを感じる事が出来て良いのかも知れない。

因みに御神籤を引いた所、凶だった。
本来なら残念がる所なのだろうが、人生初の凶だったと言う事もあり、寧ろ嬉しかった。

二の鳥居

三の鳥居

太鼓橋

本宮を望む

親銀杏

親銀杏と子銀杏

白旗神社

神前結婚式の様子

参列の様子

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 そして今度は夕暮れ時の稲村ヶ崎へ。午前中よりも更に薄雲が懸かっており、理想的な写真は撮れない事を悟りつつも、折角なので撮影を試みる事にした。冷たい風に身体を晒す事1時間半、漸く撮影に入った。
…やはり理想の景色を撮る事は難しい様だ。それでもシャッターを切り続け、それなりの写真が出来上がった。
今回はこれくらいにしておこう。

『恋人』

夕日映える江ノ島と富士

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 さて、そろそろ鳥取へ戻る時間だ。暮れる日は名残惜しさを倍増させるが、ずっと居る訳にも行かない。
明日からはまた〝現実〟の世界に戻らねばならないのだから。



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