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旅暦『まほろば』

―森を駆け、遺跡を求めて道を歩み、海を訪ねては潜る。尋ねる先は、日出ずる国。

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大阪紀行

※今回の最高の一枚
 就職活動で大阪へ行く事になった。結果は惨憺たるものだったが、時間は余っていたし気分転換もしたいしと言う事で、大坂城を訪れた。

―大阪市(摂津国)

 4月20日、就職活動で面接を終えた後、大坂城へ。大阪駅へ着くと、気分転換もしたいと言うのに雨が降ってきた。面接も落ちたし(後日談)雨は降るし、良い事が無い。

大阪駅から電車に乗り、大坂城公園駅で降りる。大坂城に隣接している事だし、天守閣ほどの大きさであればすぐ見えるだろう…と思っていたが、野球場やら大阪城ホールと言った施設や樹木に視界を塞がれており、全く見る事が出来なかった。

---

 大阪城ホール方面へと歩を進めて行くと、青屋門の入り口が現れる。未だ天守閣は見えない。
虎口を進み青屋門を潜り抜けると、ここで初めて天守閣最上階の屋根が見えてきた。

遠目にも立派な天守閣へ向かうべく極楽橋と呼ばれる雅な名称の橋へと向かう。
…う~ん、雅なのは名称だけかな。当時は屋根が付いている上に出し入れ可能な機能が有る算盤橋と言う引橋だったらしい。悪くは無いんだけれども名称ほどではない、と言う所だろうか。

とまぁ個人的な好みは置いておいて、一先ず山里曲輪へと向かおう。

青屋門入口

青屋門

青屋門

青屋門付近から望む本丸方面の石垣と内壕

極楽橋と天守閣

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 山里曲輪に入ると左側の石垣に心無い落書きがあった。「関西テレビ」までは解読出来たが、それ以降はよく分からない。6年前に書かれた個人ブログにもその旨が書かれている事から、少なくともそれ以前に書かれたと判断出来る。何れにせよこれは法律違反。犯人は捕まっていないのだろうが。

山里曲輪の中心地付近には刻印石広場がある。これは「大阪城の石垣築城に参加を命ぜられた諸大名の家臣や石工らが、石集めや石積の過程で、個々の石に、必要に応じてさまざまな文字や文様を刻み込み、さらに出来上った石垣の表面に担当大名の家紋その他を刻み込んだもの」だそうである。

そして遂に、天守閣へ到達。キメラの様に違和感を覚えさせる、なんとも評しがたい天守閣のお目見えである。
…と言うと十中八九、大阪府民を敵に回すんだろうなぁ。

枡口の落書き

刻印石広場

山里曲輪から望む天守閣

 人でごった返す本丸から、天守閣を撮影する。ガラス張りのエレベーターがあった場所には嘗て本丸御殿からの二階廊下が伸びていたそうで、それに敬意を払って云々と言う案内標識があったが「アホや」としか思わなかった。その二階廊下を復元すれば良いのに。どうせ天守閣も適当に復元しているのだからそれっぽいもので十分なのに。城好きには不満しかない大坂城、どこまでも残念である。

天守閣

旧 第四師団司令部

蛸石

桜門

空内壕(西)

空内壕(東)

内壕からクリスタルタワーを望む

 桜門を潜り抜けると二の丸に出る。その敷地の殆どを豊国神社や修道館が占めており、見所と言えば一番櫓くらいだろうか。その一番櫓も多い茂る木々に遮られ、場所を知っていないと気付かないかも知れない。実際にこの場所を訪れる人は清掃員を除き、誰も居なかった。

一番櫓

豊国神社

 打って変わって隣接する西の丸は、見所が多い。と言っても大半の区画は有料区間となっており、200円も取られる。今回は時間がなかった事もあり、無料区間のみを観て回った。
それでも石山本願寺推定地や千貫櫓、多聞櫓など往時の雰囲気を偲ばせる遺構や復元施設が密集しており、城好きとしては天守閣よりも余程楽しむ事が出来た。

石山本願寺推定地

六番櫓

多聞櫓

千貫櫓(左)と多聞櫓(中)、大手門(右)

乾櫓

大手口の櫓群と六番櫓

六番櫓

一番櫓

 
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 今回の旅は、あくまで就職活動のついでと言う事もあって、あまりマニアックな所までは観る事が出来なかった。特に焔硝蔵や金明水井戸屋形と言った西の丸内部や、玉造口や京橋口を観れなかった事、乾櫓を近くで観れなかった事が心残りである。次くる時こそはしっかりと観たいものである。

なおいつもであれば「旅費を見る」コーナーを設けているが、今回は就職活動の一環として大坂を訪れた事もあり、旅費などの提示はしない事にする。その旨ご了承頂きたい。

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