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旅暦『まほろば』

―森を駆け、遺跡を求めて道を歩み、海を訪ねては潜る。尋ねる先は、日出ずる国。

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総社紀行

夜のお寺って、ちょっとおっかない。
 
―総社市(備中国)
 
 倉敷を発ち、総社へと向かう。車を30分ほど走らせると遠目にも目立つ、光り輝く五重塔が視界に入ってきた。備中国分寺はもう直ぐだ。
 
---
 
 最寄りの駐車場で降り、散策道を歩いてゆくと、山門がうっすらと見える。その奥には五重塔がはっきりと見えるため、昼間であれば五重塔をバックにした写真は中々絵になるのではないだろうか。
ライトアップのお蔭で道に迷う事もないまま、難無く五重塔へ辿り着いた。木材を複雑に組み合わせてある軒下が、多方向からのライトアップによって複雑な影を生み出しており、その不自然さと妙な立体感が不気味さを加速させる。近付けば近付くほど鮮明になるそれは、肝試しの入門コースに向いてそうだ、と思った。
 

 

 
 備中国分寺は、本当は昼間に訪れてみたい場所であったが、車がないと訪れ難い場所であるから、訪れる事が出来ただけでも良しとすべきだろう。
 
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 さて、最後は玉野市へ、深山公園と鷲羽山を訪れる。玉野市はついでのつもりだったが、思わぬ結果が…。
 
■総社市の写真を見る■
http://tabi.sarashi.com/mahoroba/総社.html
 
■次へ■
http://tabi.ria10.com/travel-records/玉野

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