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旅暦『まほろば』

―森を駆け、遺跡を求めて道を歩み、海を訪ねては潜る。尋ねる先は、日出ずる国。

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鳥取道中2

※今回の最高の一枚
 今回はバイトの契約の序でに、鳥取市内の名所を巡ってきた。有名でなくとも、美しい場所は在る。
 
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 鳥取城で先ず始めに訪れる場所と言えば、やはり①吉川経家公像であろう。鳥取城の堅牢さを知らしめた鳥取城攻城戦(所謂「鳥取の餓え殺し」)で責任を取って切腹し果てた毛利方の武将なのだが、この戦の凄惨さを伝え聞いていると、真っ先に訪れずには居られない。
そんな鳥取城だが現在山麓に見える立派な石垣群は江戸時代以降のものである。中でも2012年に復元された天球丸の②巻石垣は、江戸時代後期に孕み出した石垣の崩落防止の為として築かれたものだそうだが、角を持たない球状の構造になっており、これは国内唯一だそうだ。真正面から写真を撮る予定だったが、周辺工事で近くへはおろか天球丸にも入れないので上から撮る事も出来ず、遠くからズームで撮るしかなかった。来年の3月27日だったか28日だったかに立ち入れる様になるそうなので、ぎりぎりまでこちらで一人暮らしを謳歌する事になりそうだ。
 
 天球丸と二ノ丸を結ぶ場所の付近には山上ノ丸へと続く登山道が在る。そこを10分そこらで登り切ると、眼下には非常に美しい景色が広がっている。陣城としては日本有数の規模を持つ③太閤ヶ平(本陣山)が見えるのは当然の事だが、小さい市であるが故に④街中と田畑の境目がはっきりと分かる。また⑤伯耆大山や湖山池、白兎海岸や鳥取砂丘、浦富海岸といった県内の名所はおろか、空気が澄み雲が掛からぬ天気の良い日には遥か彼方に島根半島や隠岐の島まで望む事が出来る。写真では特に隠岐の島が分かり辛いのが残念で仕方ない限りである。
今回の登頂は、この街を改めて好きになる切欠になった。

 山頂の絶景を惜しみつつ下山し、最後に⑥箕浦家武家門を訪れる。大火や大地震を生き延びた鳥取市では数少ない、当時の姿を今に留める遺構の一つである。周辺をよく訪れるものの、今回初めて写真に収める事が出来た。
 

①吉川経家公像

②巻石垣

③太閤ヶ平

④本丸跡からの眺望

④本丸跡からの眺望:パノラマ


⑤天守台からの眺望

⑤天守台からの眺望:パノラマ


⑥箕浦家武家門

 
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 そして鳥取城跡を発った後に、近隣の神社仏閣を訪れた。少々山がちな所にある為に大火の及ばなかったのだろうか、始めに訪れた⑦長田神社だけではなく⑧鳥取池田市の菩提寺である公禅寺⑨栗渓神社など、非常に年季の入った建物が目に付く。然しその中でも⑩鳥取東照宮の佇まいが非常に目を惹く。今回は拝殿や本殿まで訪れた為、鳥念願叶って取市が誇る重要文化財の美しさを間近で観る事が出来た。
 

⑦長田神社

⑧興禅寺

⑨栗渓神社

⑩鳥取東照宮

 
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 さて、こうしてこの日のちょっとした旅は終わりを告げた。然し3日後の三原、福山の旅を思い、余韻に浸る事も無くわくわくし始めるのであった。
 
 
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