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旅暦『まほろば』

―森を駆け、遺跡を求めて道を歩み、海を訪ねては潜る。尋ねる先は、日出ずる国。

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竹野海中

※今回の最高の一枚
―ダイビングをしたいと、思った。海の中をもっと知りたいと願った。
 だから、竹野でライセンスを取ってきた。

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―豊岡市(但馬国)

 5月の日本海は、寒い。海中に居る時は未だしも、陸に上がると北風に容赦なく体温が奪われていった。
それでも心に灯った知的好奇心の灯火は全く消える気配が無い。それもそうだ。
人々の大半が陸からしか海を見た事がない中、水族館でしか水中生物を見た事がない中、自分は今リアルな海中世界で直に水中生物と触れ合っているのだから。

---

 潜る。拭い切れない一抹の不安と抑え切れない期待を、タンクと共に背負い、海中へ。

息を吸う。

息を吐く。

陸上では当たり前の、その行為がとても新鮮に感じる。

海中から水面を眺めると、燦々と注ぎ込む日の光に照らされた吐息が、水晶の様に輝き〝空〟へと舞って行く。

この美しさは、どう表現出来るのだろうか。



此処は、本当に海なのだろうか。陸から眺めていた海は、こんなにも姿が違うのか。
海に潜らなければ知りえない光景に、思わず息を呑む。

 ―浦島太郎の著者は、若しかすると実際に「竜宮城」を見たのではないだろうか。

ふと、そう思った。





海中での行動に慣れ、辺りを見回す余裕が出てくると、実に多くの生物がいる事に気付く。それほど、簡単に出会える。
なるほど、確かにそれは並大抵の森では無理だろう。







人は新しい世界に出会った時、人生観が大きく変わる。それは運命を変える。
自分は今、きっと変わっただろう。違いない。

人は皆、例え同じ時同じものを見ようと、視点が少し変わるだけで全く別の印象を抱くものだ。

皆さんも、ちょっと違った角度から、見慣れた何かを見てみませんか。

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 今回紹介出来なかった写真を、アルバムにしています。
こちらから、ぜひどうぞ。(⇒アルバムを見る

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ライセンスに掛かる費用は、講習先の店に依って大きく異なりますので、今回は旅費の紹介は致しません(鳥取-姫路間の交通費は4枚綴りのもので片道当たり\2,000です)。悪しからずご了承下さい。



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