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旅暦『まほろば』

―森を駆け、遺跡を求めて道を歩み、海を訪ねては潜る。尋ねる先は、日出ずる国。

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京都紀行

※今回の最高の一枚
 京都ほど有名な場所を、今の今まで訪れた事がなかった。修学旅行が海外だったと言う事もある。ただそれ以上に代表的過ぎて、何処からでも何時でも行こうと思えば行けると言う考えがあった為、結局訪れずじまいだったのだ。

今回はとある会に招待され京都へ行く事が決まった為、やっと訪れる事となった。とは言え見所が多過ぎて、1日ちょっとでは全てを巡れそうにもない。悩ましい所である。

―京都市(山城国)

 日も暮れる頃、京都駅に到着した。夕日に染まる京都タワーは、日没と共に現代的な姿をより顕著に現す。
明日から、観光が始まる。

夕暮れの京都タワー

夜を照らす京都タワー

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 鹿苑寺に到着した。参道を抜け総門を潜り、庫裏横の唐門で受付を済ませ潜り抜けると、眼前には鏡湖池が広がる。…人の群れも広がっている。そして季節柄、杜若が咲き誇っている。

鏡湖池周辺は修学旅行生や外国人まで、写真撮影を試みる多くの人でごった返しており、暑苦しさを覚える。何度か外国人の団体に写真を撮ってくれと頼まれながら進路に沿って進んで行く。途中、白鷺が葦原島に降り立ち、観光客の歓声を一身に浴びていた。鳥と言えば勿論、あの鳳凰像もきちっと写真に収めた。

総門

鏡湖池から金閣を望む

舎利殿(金閣)

金閣周辺パノラマ


葦原島で佇む白鷺

金閣と杜若

裏側から見た金閣

 金閣を過ぎ道を登って行くと、龍門の滝を始めとする湧き水が道沿いに多くある。これは安民沢の水が沸いているのであろうか。とても綺麗そうな、澄んだ水だった。

その先にある安民沢の白蛇塚は家運を盛んにしてくれるとの表記があった。
とある観光客のおばさんが「でも西園寺家って今は無いよね、ご利益無いじゃん」など無粋な事を言っていたのが他人事ながら恥ずかしく思えた。

更に登った先にある夕佳亭では、英語のパンフレットに何か説明でもあるのか、貴人榻に座りZenをイメージしたのであろう格好で記念撮影をする外国人観光客が多かった。

龍門の滝などへの道

榊雲

龍門の滝

安民沢と白蛇塚

夕佳亭

貴人榻

 
---
 
 鹿苑寺を訪れ終え慈照寺へ向かう最中、雨が降り出した。今日の天気予報は曇り後雨だった事を思い出す。仕方なくバカ高い傘を買ってそのまま観光を続行する。

 哲学の道を歩き店が林立する通りの終点に慈照寺は在る。石を敷き詰めた道を登り総門を潜ると銀閣寺垣と呼ばれる道を通り、中門に着く。ここで受付を済ませ中に入ると、庫裏や朱印所のある小さな庭がある。
その先の宝処関を潜り抜けるとあの有名な銀沙灘や向月台が現れた。

観光客などで長蛇の列が出来ており銀沙灘や向月台を撮れない事と単純に疲れたと言う理由から、本堂の縁側で一旦休憩する事にした。雨宿りにもなるし、こういう事もたまには悪くないだろう。

休憩を終え展望台方面へと登って行く。途中、善政公お茶用の湧き水と言うものがあったがこちらも綺麗な水を小さいながら悠々と湛えていた。
展望台からは慈照寺の全景が手に取る様に分かり、多い茂る木々が雨の大半をを遮っていた為、ゆっくりとその光景を楽しむ事が出来た。
そして個人的に美しく思ったのが、展望台を下る際の通り道の風景である。
苔生した地面はこの雨空の為か何処となく生き生きしており、竹柵や周囲の木々と調和し、幻想的な風景を生み出している。
誰も気に留めている様ではなかったが、そんな人達に勿体ないなと思ってしまう程のものだった。

下り終えると直ぐに観音殿が現れる。歴史の教科書などでよく見る光景が目の前に広がっており、絶好の撮影スポットだ。実際、多くの観光客が記念撮影を行っていた。

そして帰り道、今度は裏側から観音殿を見る。ここからだと多くの古刹に見られる様な光景に思えなくもないな、と思った。

哲学の道

総門

宝処関

銀沙灘と向月台

東求堂

お茶の井

展望台から慈照寺を望む

展望台からの下り道

観音殿(銀閣)

観音殿(銀閣:裏)

京都駅へ帰る道中、慈照寺周辺の店で有名な八ツ橋を頂いた。倉敷で食べたむらすゞめも絶品だったがこれはその上を行っていた様に感じた。
有名なものには理由があるのだなと実感させられたひと時だった。

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 雨脚が強くなり、これ以上遠出しての観光は厳しい。しかし時間的にもう少し観光したい。
そう言う訳で、比較的直ぐ行く事が出来る本願寺に行く事にした。

 本願寺の目の前のバス停で降りると直ぐに目に入るのが、阿弥陀堂門である。そこから少し先の方に太鼓楼と呼ばれる櫓の様な建物が在る。
境内は次の日に開催される宗祖降誕会の会場設営を行っていた事や雨が降っていた事もあり、閑散としていた。
境内の、特に門はどれも豪勢を極めており、寺に対する質素と言うイメージは余り無かった。
東本願寺へと通じる道には10年に亘る修復から2年前に蘇った伝道院があるが、こちらは何故か西洋風の建物だった。

太鼓楼

阿弥陀堂

御影堂と手水舎

唐門

北小路門と飛雲閣

伝道院

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 こうして1日目が終わった。2日目は、午前中に大阪で就活がある為、午後からの観光になる。
一日中色々な場所を訪れた割には、バスの中で殆ど寝ていた為か、余り寝付きは好くなかった。


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